株式会社MK翻訳事務所公式ブログ
特許翻訳、多言語(英語、独語、中国語)、経営、事務所のニュース等を書いてます。

2016/12/28

2016年も大変お世話になりました。

2016年度も大変お世話になりました。

2017は、1月5日から営業いたします。

来年ももどうぞ宜しくお願いします。

株式会社MK翻訳事務所 
代表 梶木正紀

2016/12/27

機械翻訳が向かう将来の方向

ちょっとお付き合いのある同業者さんが機械翻訳を組み合わせたサービスを開始された。

これまで機械翻訳は翻訳業界だけが利用してきた技術かもしれないが、2017年以降は、他業種が機械翻訳を組み合わせたサービスを続々と発表すると思われる(機械翻訳がバックグラウンドで動作しているかは分からないようなサービスも含めて)。

機械翻訳を組み合わせたサービスを中心にしたベンチャー企業なんかが起業されるのではないかな。

創業補助金の経費項目に「機械翻訳利用代金」が加えられる日も近いかもしれない(?)

これまで、同業者間では、機械翻訳を使っているか使っていないかが話題だった。これからは、機械翻訳をどのように使うかが話題になると思う。

勿論、手の内はお互い見せないと思うが・・・。

2016/12/25

できる翻訳者の性格とは?

あまり知られていませんが、できる翻訳者には共通する性格があります。

それは、ネガティブなことです。

できる翻訳者ほど性格はネガティブです。

採用に適さないぐらいのネガティブさを見せる方ができる翻訳者になれます。適性試験(性格試験)を受験してもらってネガティブさをご確認ください(他業種では採用されないぐらいのネガティブさが良いです)。

これは、自分の翻訳、他人の翻訳に納得しない性格(ネガティブさ)が良い翻訳者の資質だからだと思います。

翻訳者はある意味職人ですので。

できる翻訳者を採用したければネガティブな人を採用しましょう!

僕は翻訳できませんのでものすごくポジティブですが。

2016/12/23

なぜHybrid Translation の販売開始を決断したのか

なぜHybrid Translation(ハイブリッド型の翻訳*)の販売開始を決断したのかについて書きます。

理由は、3つあります。

1つ目は、機械翻訳の精度が高まったからです。以前から注目していましたが、精度が低すぎて商品にできなませんでした。しかし今年後半に機械翻訳の精度が飛躍的に高まりました。それで商品化しようと思ったのです。

2つ目は、特許翻訳市場における値崩れに伴ってこの市場から撤退せざるを得なくなったことです。特に、大阪の特許翻訳市場では、大手翻訳会社が低価格な翻訳を提供したため、値崩れが発生しています。もうこの市場は衰退期に入ったと判断しました(東京も同じかもしれません)。昨年から特許翻訳市場から撤退を真剣に考え出しました。そこでハイブリッド型翻訳市場という新しい市場を自分たちで作ってそこを土俵にしようと考えました。

3つ目は、資金調達です。翻訳は20年後消滅する仕事だと言われています。将来性のない事業に銀行もお金を貸しませんし、投資家も現れません。最近のニュースで確認する限り、人間翻訳の会社には投資家は興味を示していないことが分かります。

*ハイブリッド型翻訳とは、自動車で言えば、ガソリンエンジンと電気モータとを組み合わせたハイブリッドカーと似ています。機械翻訳+トランスレーション・メモリ+ポストエディットの3つを組み合わせた次世代の翻訳です。

*現在、2017年の正式発売前にトライアルのご依頼をお受けしています。正式依頼前に内容をお確かめしただけます。

2016/12/21

豊中商工会議所のインタビューを受けました。

本日、豊中商工会議所さんからインタビューを受けました。3月の会報誌に掲載されるみたいです。我々は、豊中市ではなく大阪市に本社がありますが、豊中商工会議所の会員です(事業者が豊中市内になくても会員になれるようです)。

今日は、これだけ。

では、また!

2016/12/19

明日は、ランチ会(忘年会)です!

我々は、残業ゼロを目指しています!目指しているだけで実際はゼロではありませんが・・・。

忘年会もランチタイムに行います。夜に行うと帰るのが深夜になってしまう可能性もあるので、基本
昼開催です!

今年のランチ会はすき焼きだそうです。

誰のセレクトだろうか・・・?

ではまた!

2016/12/18

2017年にやろうと思っていること

スタッフ間ではすでにメール送受信を廃止しましたが、クライアント様との間もメールでのファイル送受信を廃止しようと思っています。

これまでは、暗号化+パスワードにしていましたが、メールにファイルが添付されているとこの先何年間もダウンロード可能になってしまう、と商工会議所のIT担当の方にも言われました。

ファイルが添付されている過去メールも削除させようかと思っていますが、本文は残す必要があります。添付ファイルだけを削除することって可能なんでしょうか?

新サービス販売開始に伴って、セキュリティレベルも上げようと思っています。

2016/12/14

Hybrid Translation の考察-その1

機械翻訳(以下、MT)+TM+TB+ポストエディット(以下、PE)を組み合わせた翻訳サービスの販売を予定している。

様々なな検証及び実験を行っている。

ある検証の条件は、以下の通りだった。

  • 言語ペア:日英
  • MT:あり
  • TM:あり(弊社にて作成)
  • TB:あり(弊社にて作成)
  • 翻訳システム:あり
  • PE:私
  • 対象テキスト:明細書(弊社にて任意で指定)


結果の詳細はこちらをクリックして下さい。

この結果では、6102ワードを翻訳した。そのうち、1359ワードは、TMからであり、4707ワードは、MTであり、繰り返しが36ワードあったことが分かる。

ただし以下のことが判明している。


MT
50%–74%2543
0%–49%1838
4381

つまり全体で6102ワード中、4381ワードのMT使用率は、74%以下である。簡単に言えば、6102ワード中、4381ワード分は、ポストエディタ(私)がかなり書き換えているということだ。

いわばこれが弊社のHybrid Translation サービスである。MTという原材料をPEを通して翻訳というサービスにまとめて販売するわけである。石油会社が原油という原材料を精製してガソリンとか灯油を販売していることに似ている。

このサービスを販売するに当たりお問い合わせ頂いた中には「単なる機械翻訳でしょ」という誤解があった。

そうではない。

MTの部分が単なる原材料です。我々は自社で加工し、それを商品として販売します。

この検証を通して感じたこと:

  • TMのデータ量は、多いほど良い。
  • ポストエディタは、基本、ゼロから翻訳できる能力が必要。
  • 翻訳とPEとは、作業内容が全く異なる。
  • 料金次第ですが、PE次第でMT臭さを完全に払拭することが可能。
  • 意外にもMTは正確な翻訳をしてくれる。
  • 従来の翻訳方法と比べて、20%程度は作業が軽減された。

上の感想の中で、注目したいのが最後の「20%程度作業が軽減された」である。つまりMTというコストが極めて低い技術を利用して作業が20%低減されたのである。年間を通して考えると、作業効率が大幅に軽減されることになる。

さらに複数回、検証を行う予定です。またアップデートいたします。

2016/12/12

YouTube 特許翻訳セミナー/「英日特許トライアル(化学)模範解答及び解説」をアップロードしました

「YouTube 特許翻訳セミナー/英日特許トライアル(化学)模範解答及び解説」をご覧になりたい方は、ここをクリックして下さい(一瞬、デスクトップ画像のミランダ・カーが表示されます(笑い))。

2016年内は、制限なしで公開いたします。


2016/12/08

2017年の目標

2017年は、こんな感じで事務所を経営したい。


  1. 日英:英日の比率を50:50にする(現在、30:70)
  2. 日英チーム、英日チーム、ドイツ語チームの結成
  3. 新サービスの販売強化(Hybrid Translation など)
  4. スタッフ増員(とりあえず事務所一杯まで)
  5. 知財情報フェア出展

頑張ろう!

個人的には、Memsource Certified Trainer としての活動を強化したいです。

2016/12/07

Hybrid Translation を発売します

Hybrid Translation のサービス提供を開始することにしました。詳細は、以下をご覧下さい。

【サービスの内容】

クラウド翻訳システムを使用した機械翻訳+ポストエディットによる超低価格翻訳、Hybrid Translation (ハイブリッド型翻訳)のご提供

【作業工程】
  1. クライアント様からは過去の翻訳リソースをご提供いただきます(あれば)
  2. 弊社にて過去の翻訳リソースをTMとしてデータ化します。
  3. TMは、70%の一致率に設定します。
  4. TMのデータがなかったセグメントは、Google Translate API を使用して機械翻訳します。
  5. 全セグメントを人間のポストエディターがポストエディットいたします。
  6. 上記工程は、Memsource Cloud を使用して行います。
【備考】
  • 単なる機械翻訳ではありません。機械翻訳(機械)+翻訳テクノロジー(機械)+ポストエディット(人間)を組み合わせたハイブリッド型の翻訳です。
  • 過去の翻訳リソースとして、明細書10件程度をご提供下さい(なくても結構です)。
  • 現在、日英/英日のみ対応しています。
  • MSワードデータ(.docx)をご用意下さい。
  • TMで100%一致しても料金は頂戴いたします。
  • ポストエディットは、ポストエディターが行います。そのため、同じ機械翻訳エンジンを使用している他社様と同じ翻訳内容になるわけではありません。
  • あまりにも機械翻訳に向いていないテキストの場合、本サービスは対象外とさせていただきます。

まだ十分な数のポストエディタ獲得には至っておりませんので、納品に関しては、人間翻訳の場合と同じぐらいの日数が必要な場合がございます(翻訳担当者の都合次第のため)。ですので、今のところは、価格面のみが優位性が高いとお考え下さい。

お値段ですが、市場の動きを見ながら決定しようと思っています。

全くご依頼がなければすぐ販売を中止するかもしれません。でも2017年1年間ぐらいは営業活動をせっせと行いたいと思っています。

もしHybrid Translation が成功したら、普通の翻訳会社は廃業して、ハイブリッド翻訳会社に業態変更するつもりです。どうせ翻訳は10年以内に消滅します。それならその前に新業種で再スタートを切りたいです。

[追記:2016/12/12]
フォーマット変更等は、別途料金を頂戴いたします。ご了承下さいませ。

[追記:2016/12/13]
現在は、一般販売しておりません。

[追記:2016/12/14]
トライアルお受けいたします。

[追記:2016/12/16]
本サービス正式稼働後、データ送受信及び通信は、弊社指定のシステムをご利用いただきます。メールでの送受信はいたしません。

2016/12/06

2017年度の翻訳業界のキーワード


  • グーグル機械翻訳、
  • 機械翻訳エンジン会社の今後、
  • 人工知能、
  • 過労死、
  • 無償奉仕、
  • ブリジックス、
  • トランプ氏の大統領就任、
  • 大阪万博、
  • 円高円安、



2016/12/05

翻訳4G

僕がこの業界に入る前(2000年頃)は、すでにワープロが翻訳業界での主流のツールになっていた。その前は、タイプライターだった(らしい)。

タイプライター派は、ワープロでは気持ちがこもらない。1つ1つキーを打つのが翻訳だと主張していた。タイプライター派は、もはや存在しない。彼らは死滅した。時代に負けたのだ。これを第1世代(G1)と呼ぶことにする。

その後、CATツールが主流になった。ワープロ派は、CATツールでは「全体の流れが読めない」と反対した。CATツール反対派は、今でも存在する。これを第2世代(G2)と呼ぶことにする。

2016年は、機械翻訳が精度を高めた。2017年には、機械翻訳が主流の翻訳ツールになるだろう。これを第3世代(3G)と呼ぶことにする。

CATツールの是非は、一世代前の議論である。今の議論の中心は、機械翻訳をいかに業務に活かし、効率を上げ、生産性を高めるかである。

その後、第4世代(4G)は、人口知能によるアシストを受けながらの翻訳だろう。現在、マクロで自動化されている作業は、人工知能が行うことになる。

我々は、時代に逆らわない。マーケティングの基礎として逆らうわけには行かない。生き残る唯一の道だ。

2016/12/04

TEPからMPPへ

翻訳会社として提供するサービスは、「TEP」である。つまり、

T:Translation/翻訳
E:Edit/校正
P:Proofread/プルーフリード

少なくとも2名以上のオペレーターが1翻訳案件に関与する。翻訳会社の翻訳サービスの標準だと思う。

2017年以降は、「MPP」も標準になるだろう。つまり、

M:Machine Translation/機械翻訳
P:Post-edit/ポストエディット
P:Proofread/プルーフリード

時代は僕達が眠っている間も進んでいる(My Little Loverもそう歌っていた)。時代に遅れないようについて行きたい。

僕は機械翻訳には魅力を感じていた。ここ3年間、様々な機械翻訳のセミナーやコンファレンスに出席した。正直、仕事には使えないと感じていた。しかし最近の進歩を見る限り、サービスとして提供できるレベルに達しつつあるのではないだろうか。

我々も、翻訳者及び校正者に加えて、ポストエディターの所謂ジェネラリストの育成にも力を入れたい。

2016/12/01

2017年の機械翻訳の発展


僕の理解が正しければだが・・・。今年機械翻訳のセミナーに参加した。そのとき、その機械翻訳の団体のトップぐらいの方と交流会でお話をする機会があった。そのとき「コーパスの収集はネットで簡単にできるが、AIに活用できるデータの収集ができない(のでAIを機械翻訳に活用できるわけではない)」と言っていたと思う。僕は、人間翻訳+翻訳テクノロジー+人口知能のハイブリッド翻訳に興味があったので、正直言って、そのご指摘にはガッカリした。

日本の機械翻訳業界はグーグルさんの機械翻訳を予想していなかったのか?日本の機械翻訳の研究をなさっているトップクラスの研究者も予想していなかったのか?

グーグルさんの本業は、機械翻訳開発ではない。本業は、サーチエンジンのサービス提供だ(マイクロソフトさんは、OSのライセンス会社だ)。

もし同業者さんが我々よりも品質の良い翻訳を低コストで生産できるサービスを提供したとしても脅威には感じない。我々は反省して、更に低価格の翻訳が提供できるように努力するだろう。ただしもし他業者さん(例えば、携帯電話会社さんとか極端に言えば、コンビニ)が我々と同程度の翻訳を低価格で提供できるようになったら僕は廃業を考える。もう勝負にならないと負けを認める。

他業種であるグーグルさんのような会社が機械翻訳の精度を飛躍的に向上させた。機械翻訳開発会社はどのような戦略でグーグルさん等の企業と戦うのだろうか。

2017年も機械翻訳から目を離せない。

我々は、機械翻訳会社ではない。機械翻訳のユーザだ。より良い機械翻訳を求めている。より良いサービスを選択し購入する。

2017年は、付加価値として機械翻訳を導入したい。